定期テスト直前でも間に合う 成績を上げるために今日からやるべきこと
「授業をちゃんと聞いていなかった」「学校ワークがほとんど終わっていない」
定期テストが近づいてから、そう気づく生徒は少なくありません。焦る気持ちはわかります。けれど、焦っているだけでは点数は上がりません。
今からやるべきことは、特別な裏ワザではありません。勉強できる環境を作り、学校ワークとプリントを本気で解き直すことです。
試験まで時間がないからこそ、やることを絞りましょう。

最初にやるべきことは環境を整えること
勉強をする場所は、自分の部屋でもリビングでも構いません。大事なのは場所そのものではなく、勉強に関係のないものを近くに置かないことです。
スマホ、マンガ、ゲーム、動画を見られる端末。こうしたものが手の届くところにあると、ほとんどの場合、集中力は負けます。
「少しだけ気分転換しよう」
そう思ってスマホを開いたら、気づいたときには30分、1時間と過ぎている。これはよくあることです。自分の意志が弱いというより、近くにあるものに引っ張られているのです。
だから、勉強を始める前に次のことを決めてください。
スマホは学習時間中、親に預ける
マンガやゲームは別の部屋に置く
机の上には今使う教材だけを出す
飲み物や筆記用具は先に準備しておく
勉強中に探し物をしない状態にする
これだけで、勉強の入り方が変わります。
成績が上がる生徒は、最初から集中力が特別に高いわけではありません。集中しやすい状態を自分で作っています。
反対に、勉強道具より誘惑の方が近くにある状態で「成績を上げたい」と言っても、なかなか結果にはつながりません。
量より質という言い訳をやめる
「量より質が大事じゃないですか」
この言葉を使う生徒は多いです。たしかに、ただ長時間座っているだけでは意味がありません。けれど、質の高い勉強をするには、ある程度の量が必要です。
計算の基本があいまいなまま、数学の応用問題だけを少し解いても点数は伸びにくいです。英単語が入っていないのに、長文読解だけを眺めても読めるようにはなりません。
まず確認したいのは、基礎がどこまで身についているかです。
たとえば、次のような内容です。
これまで習った計算を正確にできるか
基本的な英単語を覚えているか
英文法の基本ルールを説明できるか
国語の文法や品詞を区別できるか
理科や社会の重要語句を見て意味がわかるか
もちろん、テスト直前にすべての弱点を完璧に直すことは難しいです。だからこそ、今は悩み続けるより、手を動かすことが先です。
質を上げたいなら、まずは正しい量をこなすこと。
この順番を間違えないでください。
学校ワークはただ終わらせるものではない
次に取り組むべきことは、学校ワークです。
定期テストの勉強で、学校ワークを軽く見てはいけません。学校の先生が出している教材ですから、テスト範囲の確認にもなりますし、問題の出され方にも慣れることができます。
ただし、答えを写して終わらせる。空欄を埋めて提出だけする。これは勉強ではありません。
学校ワークは、見開き2ページを小さなテストだと思って解くのがコツです。
やり方はシンプルです。
学習日を書く
開始時間を書く
見開き2ページを本番のつもりで解く
終了時間を書く
丸付けをする
間違えた問題をすぐ直す
解き方や覚えるべき内容を確認する
この流れを守るだけで、取り組み方がかなり変わります。
時間を書く理由は、自分がどれくらいの速さで解けるかを知るためです。テスト本番では、わかっていても時間が足りなければ点数になりません。
また、丸付けは絶対に適当にしないでください。
「まあ、これは合っているだろう」
この甘い丸付けが、本番で失点につながります。漢字のミス、単位のつけ忘れ、符号の間違い、英語のスペルミス。こうした細かい部分を見逃す生徒ほど、テストで同じミスをします。
練習で甘く見たところは、本番でも甘くなります。

間違えた問題はすぐに覚え直す
丸付けをしたあと、点数だけ見て終わる生徒がいます。これは本当にもったいないです。
点数が上がるかどうかは、間違えたあとに何をするかで決まります。
間違えた問題は、次の3種類に分けてください。
間違いの種類 | やること |
知識を覚えていなかった | その場で覚え直す |
解き方がわからなかった | 解説や教科書で手順を確認する |
ケアレスミスだった | どこでズレたかを赤で書く |
「あとでやろう」は、ほとんどの場合やりません。テスト直前ならなおさらです。
間違えたら、その場で直す。覚える。もう一度解く。
この小さな繰り返しが、得点に変わります。
特に数学や英語は、答えを見て「なるほど」と思っただけではできるようになりません。解き方を見たあと、何も見ずにもう一度解いてください。手が動けば、少しずつ本物の力になります。
学校プリントももう一度解き直す
学校から配られたプリントも、必ず見直しましょう。
授業中や宿題で解いたときは正解していても、時間がたつと忘れていることがあります。だから、プリントを読むだけでは不十分です。
おすすめは、回答欄を隠してもう一度解くことです。
赤シートや紙で答えを隠して、問題だけを見ます。そして、頭の中で答えるのではなく、できれば実際に書いてください。
書くことで、覚えたつもりだった部分に気づけます。
社会や理科なら重要語句。英語なら単語や文法。国語なら漢字や文法。数学なら途中式。プリントには、テストに出やすい形が集まっていることが多いです。
一度やったプリントだからこそ、短時間で復習できます。時間がないときほど、手元にある教材を使い切ることが大切です。
今日から試験までの行動を決める
テストまで時間がないなら、計画も細かくしすぎない方がよいです。立派な予定表を作るだけで満足してしまう生徒もいます。
まずは、今日やることを決めましょう。
たとえば、こんな形で十分です。
英語の学校ワークを見開き4ページ進める
数学の間違えた問題を10問解き直す
理科のプリントを2枚、答えを隠して解く
社会の重要語句を20個確認する
国語の漢字と文法を15分ずつ行う
大事なのは、終わったかどうかがわかる形にすることです。
「英語を頑張る」では弱いです。「学校ワークの何ページから何ページまでやる」なら、行動に移せます。
定期テスト直前でも間に合う 成績を上げるために今日からやるべきことは、難しいことではありません。けれど、実行するかどうかで差がつきます。
成績が上がる生徒は先に動く
ここまで読んで、「わかっているけど面倒だ」と思ったかもしれません。
でも、成績を上げる生徒は、面倒でも動きます。スマホを預けます。机の上を片づけます。学校ワークを本番のつもりで解きます。丸付けをごまかしません。間違えた問題をその場で直します。
特別な才能より、こうした当たり前の積み重ねの方が点数につながります。
試験までの時間は限られています。今さら過去の授業態度を責めても、学校ワークが進んでいないことを嘆いても、点数は上がりません。
今できることは、はっきりしています。
勉強に関係ないものを遠ざける。学校ワークを真剣に解く。プリントをもう一度やる。間違いをすぐ直す。
次の1時間をどう使うかで、テスト本番の結果は変わります。まずは机の上を片づけて、スマホを手放すところから始めましょう。
次回は、定期テストでは点数が取れたのに通知表の評定が上がらないとき、何を意識すればよいのかについて考えていきます。






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