定期テストで結果を出すために今すぐ始めるべき行動:その1
定期テストの点数は、テスト前日のがんばりだけで決まりません。差がつくのは、テスト範囲が発表される前の過ごし方です。
今すぐ始めるべき行動を1つだけ選ぶなら、これです。
今日習った内容を、その日のうちに学校ワークで解き直す。
新しい参考書を買うより、長時間の勉強計画を立てるより、まずはこの行動です。定期テストは、学校の授業とワークから出ることが多いからです。毎日少しずつ解き直しておけば、テスト前に「何から手を付ければいいか分からない」という状態を避けられます。

なぜ学校ワークの解き直しが最優先なのか
定期テストで結果を出すために必要なのは、特別な才能ではありません。テストに出やすい内容を、早めに、何度も思い出すことです。
学校ワークは、その条件に合っています。
授業で習った内容に沿って作られていて、基本問題から応用問題まで並んでいます。先生が授業中に強調した問題と近い形のものも多く、テスト勉強の中心にしやすい教材です。
一方で、テスト1週間前にまとめてワークを進めると、次のような状態になりがちです。
提出するために答えを写して終わる
分からない問題を調べる時間が足りない
間違えた問題を解き直す余裕がない
暗記科目まで手が回らない
これでは、ワークを「終わらせた」だけで、点数につながる勉強にはなりにくいです。
その日のうちに解き直すと、授業の記憶がまだ残っています。教科書やノートを見返せば、どこでつまずいたのかも分かります。時間も短くて済みます。
やることは難しくない
始め方はシンプルです。
学校から帰ったら、または夕食前後のどこかで、その日習った範囲の学校ワークを開く。そして、授業で扱ったページや問題だけを解きます。
目安は15分から30分で十分です。全教科を完璧にやろうとすると続きません。まずは、次のどれか1教科から1週間の振り返り(復習)として始めると続けやすいです。
数学(月曜日)
英語(火曜日)
理科(水曜日)
社会(木曜日)
国語の文法や漢字(金曜日)
特に数学と英語は、後回しにすると苦手が積み上がりやすい教科です。今日の内容が分からないままだと、次の授業も分かりにくくなります。だからこそ、その日のうちに小さく直す価値があります。
やり方は次の流れで十分です。
今日(もしくは今週)学校や塾で習った単元のワークを開く
まずは何も見ずに解く
丸付けをする
間違えた問題に印を付ける
解説やノートを見て、もう一度解く
大切なのは、きれいなノートを作ることではありません。間違えた問題を、次に解ける状態にすることです。
答え合わせの後が本当の勉強になる
ワークを解いた後、丸付けだけで終わる人は多いです。でも点数を上げるには、丸付けの後が大事です。
間違えた問題には、必ず印を付けます。おすすめは、シンプルに次の3種類です。
印 | 意味 | 次にやること |
○ | 自力で解けた | テスト前に軽く確認する |
△ | ヒントがあれば解けた、たまたままぐれで正解になった。 | 翌日か週末にもう一度解く |
× | 分からなかった | ノートや教科書を見て解き直す |
この印があるだけで、テスト前の勉強がかなり楽になります。
テスト前に全ページを最初からやり直す必要はありません。△と×を中心に解き直せば、自分の弱点に時間を使えます。
「どこが分からないか分からない」という状態は、勉強の効率を下げます。反対に、分からない問題がはっきりしていれば、先生や友人にも質問しやすくなります。

続けるコツは量を減らすこと
良い勉強法でも、続かなければ意味がありません。最初から完璧を目指すと、3日で止まりやすくなります。
続けるために、最初のルールはこれくらいで十分です。
1日1教科、ワークを見開き1ページだけ解く。
余裕があれば増やしてもかまいません。でも、最低ラインは低くしておきます。疲れている日でも、5分だけならできます。
習慣にするには、やる時間を決めるのも効果的です。
たとえば、次のように生活の中に入れます。
帰宅して手を洗ったらワークを開く
夕食前に1ページだけ解く
入浴前に丸付けまで終わらせる
寝る前に間違えた問題だけ見直す
「やる気が出たらやる」ではなく、「このタイミングでやる」と決めるほうが続きます。
スマートフォンやゲームを完全にやめる必要はありません。ただ、ワークを開く前に触ると、勉強に戻りにくくなります。先に15分だけ終わらせてから自由時間にすると、気持ちも軽くなります。
テスト2週間前の自分が助かる
毎日少しずつ学校ワークを進めていると、テスト2週間前の状態が変わります。
多くの人がワークの1周目に追われている時期に、自分は2周目へ進めます。ここが大きな差になります。
1周目は、できる問題とできない問題を分ける時間です。2周目は、できない問題をできるようにする時間です。点数につながるのは、特に2周目です。
テスト前に必要な勉強は、だいたい次の3つです。
ワークの△と×を解き直す
暗記内容を声に出して確認する
授業プリントや小テストを見直す
学校ワークを早めに進めておけば、この3つに時間を使えます。反対に、テスト直前までワークが終わっていないと、提出物を仕上げるだけで時間が消えてしまいます。
だから、今やるべき行動は大きな計画を立てることではありません。今日の授業分を、今日のうちに解き直すことです。
今日から始めるならここまでやればいい
最後に、今日やることを1つにまとめます。
今日習った教科の学校ワークを開き、見開き1ページだけ解いて、丸付けまで終える。
間違えた問題には△か×を付けます。解き直しまでできれば十分です。時間がなければ、印を付けるだけでも次につながります。
最初の1日は、量よりも「始めたこと」に意味があります。明日も同じように1ページ進めれば、1週間でかなり差が出ます。
定期テストは、直前の一発勝負ではありません。毎日の授業内容を少しずつ自分のものにした人が、安定して点数を取れます。
今日のワークを、今日のうちに開く。
それが、テスト結果を変えるいちばん現実的な第一歩です。






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