題名の「進取の精神」「久遠の理想」そして、この写真を見たことで気づいていただけたでしょうか?写真は早稲田大学のキャンパスで大隈重信像と大隈講堂です。そして「進取の精神」「久遠の理想」早稲田大学の校歌に出てくる言葉です。
さて、昨日10月14日ですが今から150年前の1872(明治5)年10月14日に日本初の鉄道が新橋~横浜間で正式に開通しました。当時は新橋に近い築地と横浜に外国人居留地があったこから、新橋と横浜を起点・終点にしたとも。これにより、同区間の29kmを約1時間で移動できるようになるなど、人の交流や貨物の運送も盛んに。鉄道開業が、その後の産業発展の礎となったのです。この鉄道建設を主導していたのが早稲田大学の創始者である大隈重信なのです。
日本の近代化のためには鉄道の開通が急務と考えたのです。しかし、鉄道開通にはいくつもの困難が待ち受けていたのです。
その一つが新橋~横浜間の鉄道を通す予定にしていた土地の一部に国力を上げるには「軍事を優先させるべき」と主張していた西郷隆盛の兵部省の土地があり、土地の明け渡しに難色を示していたのです。
そこで、大隈重信はどうしたのか!何十年にもわたり説得をしたのではなく「陸がだめなら海に通そう!」ということで約2.7kmにわたり海の浅瀬に台形の石垣を作り開通させたのです。この工事も困難なものだったようですが最後まであきらめずにやり遂げたのです。
大隈重信先生については他にも語りたいことが沢山ありますが早稲田大学の校歌にあります「進取の精神」とは自ら進んで困難なことに取り組むことです。「久遠の理想」は未来に向けての果てしない理想です。
明治時代に比べ現代は本当に便利な時代になりました。しかし、今あるものが完成として考えるのではなく「理想とする未来を描き」そして困難を避けるのではなく「出来ない理由を考えるのではなく、どうしたらできるか考え行動を起こす人材」を育成したいという理想を私も持っています。
明るい未来を描き、共に学んでいきましょう!
※写真は先週、東京で勉強会が開催されたときに早稲田大学のキャンパスに行き撮影してきたものです。
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